八幡浜の個性を映すものとして、棚田のように水を大切に使う事から生み出されるかたち=「水を集めるうつわ」を屋根にして、雨水活用を表現した。また屋根の下には地域特産の青石が積まれた小さな箱をずらし置き、その隙間のつながりで、ちりばめられたマッチ箱の様な民家と路地で構成された八幡浜の街の様に、親密で豊かな魅力をつくりたいと思った。
個室を分散して光をとりこむ事でパブリックトイレの閉塞感をなくし、個室をずらす事でうちと外に凸凹をつくり、親密な休息、待合いの空間をつくり出し、経過点ではなくリフレッシュスペースとしてのレストルームを提案した。
A restroom of roadside station characterized by water usage and openness.